分譲区分マンションを購入すると通常は管理費と修繕積立金の支払いが毎月発生します。
管理費が高く修繕積立金が少ないマンションやその逆、両方とも高い、修繕積立金がゼロで管理費だけ徴収しているところ(管理費が余った分だけ修繕積立金へ移す等々)、或いは自主管理で全く支払いがないマンションなど様々です。ディベロッパー・分譲販売会社は、分譲時になるべく販売しやすいように維持手数料を低く設定する傾向があるため、管理費や修繕積立金が低い場合があります。このような、あとから管理組合で話し合って徴収額を引き上げる段階増額積み立て方式は、後々なかなか合意形成がとれず修繕積立金不足を生むことになります。やはり、健全なマンション管理を考えると長期修繕計画で見積もっている修繕費累計額を計画的に均等に積み立てる均等積み立て方式が望ましいです。
共用部分の日常管理には管理費を充て、建物のメンテナンスには修繕積立金を充てます。特に建物・設備の経年劣化に対して定期的な更新や修繕は必須です。必要不可欠な毎月修繕積立金の目安は、㎡単価300円程度といわれています。ここがおろそかなマンション購入はよくよく検討した方がよろしいと思います。マンションは管理を買うといわれるぐらい管理が重要な要素です。
㈱オータ不動産管理ではマンション管理士有資格者のスタッフがおります。マンションについて訊いてみたいことがありましたらお気軽にお問い合わせください。